人気のLitecoinライトコイン(LTC)が持つ特長とは

Litecoin/ライトコイン(LTC)は第2のビットコインとして高い人気を誇る仮想通貨です。

仮想通貨業界では比較的長い歴史をもつライトコインの特長や、人気の理由をみていきましょう。

この記事を読んだらわかること

  • ライトコインの特徴
  • ライトコインが持つメリットとデメリット

概要

ライトコインは2011年10月にビットコインから派生した仮想通貨です。

ビットコイン同様に世界中で使うことができるライトコインは、元はグーグルのエンジニアだったチャーリー・リー氏により開発されました。

同氏はビットコインを金とするならライトコインは銀を目指す、という旨のコンセプトを発表しています。

ビットコインの弱点を克服し、決済手段としてより広く普及することを目的としているのです。

こうした経緯からライトコインは第2のビットコインと呼ばれるようになりました。

通貨記号および単位はLTCです。

2018年4月9日時点で1LTCの値段は約12,318円、時価総額ランキングでは第5位につけています。

ビットコインやイーサリアム、リップルなどのメジャーな仮想通貨に比べると、現時点での知名度はそれほど高くありません。

しかし性能面のポテンシャルは高く利用者も増えているため、2018年以降も価値の上昇が期待できる仮想通貨のひとつと言われています。

アメリカではCoinbase社が運営するGDAXという世界最大規模の取引所でも取り扱われていることから、特に人気が高まっています。

特徴

ライトコインの主な特徴を見てみましょう。

  • 取引承認時間が短い
  • 発行上限枚数が8,400万枚

ライトコインはビットコインの弱点を克服するために生まれたと説明しました。

ビットコインの弱点は、取引承認時間の長さ、つまり処理速度の遅さです。

発生した取引に対してひとつの承認を行うのに10分という時間を要するため、現状では実店舗での決済には不向きとされているのです。

ゼロ承認という形も認められてはいますが、二重支払いなどのリスクが伴います。

ライトコインはSegwitという仕組みを採用することで弱点を克服し、取引承認時間を2.5分にまで短縮しています。

Segwitはブロックチェーンにおいてデータを圧縮する仕組みで、効率よくデータを処理できるために処理速度が上がるという特長があります。

ライトコインはビットコインに先駆けてSegwitを実装しています。

ちなみにライトコインがブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムに採用しているのはビットコインと同じ、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)です。

発行上限枚数はビットコインが2,100万枚であるのに対し、ライトコインは4倍の8,400万枚です。

希少価値という点ではビットコインが上回りますが、ライトコインには流動性が増すことによる取引の活発化が期待できます。

マイニングにかかる計算コスト、いわゆる採掘難易度もライトコインはビットコインの場合ほど高くありません。

一般的なパソコンのCPUやGPUでも採掘ができるレベルに調整されているのです。

こうした点は、金に対して銀というライトコインのコンセプトに合った設定といえるでしょう。

2018年2月にはライトコインを使った決済サービス、LitePay(ライトペイ)の開始も予定されていましたが、現在プロジェクトは停止されています。

LitePayはライトコインを決済に使用するための専用端末とウォレットアプリを連携するサービスで、デビットカードの提供も予定されていました。

しかしLitePayのスタートアップ企業であったライトペイ社が事業を停止する意思を示したことで、プロジェクトが頓挫した形になっているのです。

ライトコイン財団はLitePayのリリース発表が結果的に誇大宣伝となったこと、またリスクに対する事前調査が不十分であったことを認め謝罪しています。

ビットコインやビットコインキャッシュは、同様のBitPayというサービスに既に組み込まれています。

こうしたサービスの提供は実用化を進める上で欠かせないものであるだけに、LitePayも仕切り直しが待たれるところです。

メリット

ライトコインの持つメリットには次のようなものがあります。

  • 決済処理を短時間で行える
  • アトミックスワップで安全な取引が可能

最大のメリットは、やはり決済を短時間で処理できるスピードです。

短時間でより多くの取引を承認できるということは、手数料がより抑えられます。

決済手段として重要となり、ライトコインはビットコインよりも広く普及する可能性を持っているのです。

もちろん単純なスピード比較では、もっと早いアルトコインも出てきています。

しかしライトコインは仮想通貨の歴史の中では比較的古い2011年から流通しているために、後発のアルトコインに比べると積み上げてきた信頼という優位性があります。

ビットコインやリップルがそうであるように、ライトコインも時間をかけて少しずつユーザーの信頼を築いてきたのです。

今後はライトニングネットワークが実装される可能性もあり、さらなる成長が期待されます。

ライトコインはアトミックスワップに対応しているメリットもあります。

アトミックスワップとは、第三者を介さずに異なる種類の通貨を交換するための仕組みです。

取引所などを経由して通貨を交換する場合は時間や手数料が余分にかかりますし、直接取引する場合には持ち逃げされるリスクが伴います。

アトミックスワップを使えば、安全かつ確実な相対取引が可能になるのです。

現在このアトミックスワップが可能な仮想通貨は次の6つです。

  • ビットコイン
  • ライトコイン
  • デクレッド
  • ヴァートコイン
  • ヴァイアコイン
  • モナコイン

まだ対応通貨自体が少ないアトミックスワップは、改善の余地もある技術です。

いずれはもっと多くの通貨で高いレベルでのアトミックスワップが可能になり、世界中の誰とでも安全に通貨を交換できる未来がくるといわれています。

デメリット

ライトコインが持つデメリットは次の通りです。

  • 安全性が比較的低い

先に述べた採掘難易度を下げたことによって生じているデメリットです。

マイニングを比較的簡単に行えるというのは、データの改ざんを企てる攻撃者にも都合のいいことです。

そのためハッキングなどの被害に遭うリスクがあるといわれているのです。

取引承認時間を短く設定することに関して、その精度を疑問視する声もあります。

マイニングに使われるASIC(Application Specific Integrated Circuit)という集積回路があります。

マイニング専用のパーツで、一般的なパソコンの数十倍もの計算力を生み出すことができるものです。

ビットコインが暗号化にSHA-256という方式を採用しているのに対し、ライトコインはScrypt方式です。

このScrypt方式の暗号に対応するASICは、当初は存在しませんでした。

最近になって対応するASICが出てきたことにより、PoWが破綻してマイニングのバランスが崩れることを懸念する声も上がっています。

このあたりは今後対策が期待される部分でしょう。

まとめ

ライトコインはビットコインの欠点を補ったアルトコインです。

銀貨を目指すというコンセプトで開発されているライトコインの価値は、まだ過小評価されているともいわれています。

今後市場でどのように役割を広げていくか、注目しましょう。

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