Stellar Lumensステラ(XLM)は今後の成長が期待される?

Stellar Lumens/ステラ(XLM)は2014年に公開された仮想通貨です。

日本ではそれほど馴染みがありませんが、今後の成長が期待される通貨のひとつとして徐々に注目を集めています。

特徴やメリットなどをみておきましょう。

この記事を読んだらわかること

  • ステラの特徴
  • ステラが持つメリットとデメリット
  • リップルとステラの関係性

概要

ステラはリップルを元に開発された仮想通貨です。

リップルは決済および送金という用途に特化した仮想通貨で、圧倒的な送金スピードを武器に金融業界の熱い視線を浴びている仮想通貨です。

利用シーンとしてはリップルが主に金融機関での送金を想定しているのに対し、ステラは個人間の送金を想定しています。

ステラの運営は、Stellar Development Foundation(ステラ・ディベロップメント・ファウンデーション)という非営利団体によって行われています。

この組織ではプロジェクトの進捗状況や配布スケジュール、運営予算の詳細に至るまで、できる限りの情報を公開して運営の透明性をアピールしています。

開発には、かつて日本に存在した大手取引所マウント・ゴックスの創設者であり、リップル創業メンバーでもある、ジェド・マケーレブ氏が携わっています。

同氏は業界ではとても有名な人物で、マウント・ゴックスを経営していた時期からビットコインの問題点に気付き、解決するために新しい通貨の開発にシフトしていったといわれています。

マウント・ゴックスの経営が破綻した頃には既にステラの開発を行っていたわけです。

ステラは2014年7月31日に公開され、現在は時価総額ランキングで8位となっています。

通貨記号および単位はXLM(ルーメン)。

2017年10月にはIBMがステラおよびKlickExグループと提携し、ブロックチェーンを使用したグローバル決済を目指すバンキング・ソリューションを発表しています。

ソリューションのポイントは決済時間の短縮とコスト削減で、実現するためのテクノロジーとしてステラが評価されたと見ることができます。

またフランスの送金業者であるテンポ・マネー・トランスファーもステラの採用を決めるなど、少しずつネットワークが広がってきています。

特徴

ステラが持つ主な特長は次のとおりです。

  • 独自のコンセンサスアルゴリズム、SCP(Stellar Consensus Protocol)を採用
  • 毎年1パーセントずつ総発行量が増えていく
  • アカウント作成にはFacebookの認証が必要

ブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムには、SCPというアルゴリズムを採用しています。

ステラの元になっている、リップルが採用しているアルゴリズムの問題を解決するために独自開発され、2015年に導入されたものです。

ブロックチェーンのノードにおける単純な多数決ではなく、信頼できるノードを承認者とするコンセンサスアルゴリズムです。

承認者は投票によって選別されるため、常に変化しているという特徴があります。

この仕組みによって非中央集権の利点を活かしながら高速かつ安全に、取引を承認できるのです。

リップルのブロックチェーンでは80パーセント以上の合意が得られない場合にハードフォークが発生する恐れがありますが、ステラのSCPにおいては心配がありません。

またステラは1,000億枚が最初に発行されていて、その後は総量が毎年1パーセントずつ増えていくように発行量が調整されています。

そして運営組織の保有率は全体の5パーセントと、低く抑えられています。

市場における流通量を最適化し、価格変動のリスクをなるべく低く抑えるための工夫です。

ステラを利用するためのアカウントを作成するには、Facebookの認証を行う必要があります。

これは中国の利用者急増による価格の高騰をコントロールする目的で加えられた制約です。

中国ではFacebookが規制されていることを利用して、大幅な介入を防いでいるのです。

急激に上がり過ぎた値段はすぐに下落へと向かい、いたずらに市場を混乱させる元となります。

かつて発生したビットコインの高騰を参考に講じた策です。

配慮には、より堅実な市場形成を目指す運営の姿勢が見てとれます。

メリット

個人間の次世代決済手段として期待されているステラは、その名に恥じない決定的なメリットを有しています。

  • 送金スピードが速い
  • 送金手数料が無料
  • ブリッジ通貨として利用できる

ビットコインの送金スピードがあまり速くないといわれる原因にはマイニングに時間がかかることや、スケーラビリティ問題による送金詰まりが挙げられます。

利用者が増えてきた昨今では、1回の送金に数十分から数時間かかるケースも珍しくありません。

送金手数料もマイナーへの報酬という名目で徐々に高くなる傾向にあります。

リップルの場合は送金時間はわずか数秒、手数料も日本円換算で1円未満です。

ステラもリップル同様に数秒で送金を行うことができ、手数料に至っては無料です。

ステラは、たとえばアメリカドルと日本円を交換する際のブリッジ通貨としても使うことができます。

中継にかかる時間も数秒、手数料も無料です。

リップルやステラのようなブリッジ通貨の存在は、今後海外送金を行ううえで必須になってくるでしょう。

またステラはリップルの機能を受け継いでいるだけあって、チャートの形も似通ったものになる傾向があります。

リップルに何か好材料があって値段が上がるときは、ステラもある程度連動が期待できるかもしれません。

ただし、逆もまた然りです。

デメリット

ステラのデメリットを挙げるとすれば、主に環境面のところになるでしょう。

  • 市場価格が不安定である
  • 実用化がまだそれほど進んでいない
  • 日本国内の取引所では購入できない

ステラには市場における価格変動のリスクを抑えるための工夫が凝らされていることは、説明したとおりです。

しかし価格は安定しているとはいえず、ビットコインやイーサリアムなどと同じように乱高下を繰り返しています。

乱高下は特定の通貨に限った話ではなく、仮想通貨業界全体にいえる話でもあります。

ひとつの材料に対して、相場が良くも悪しくも敏感に反応する傾向にあるのです。

この傾向は2018年以降もまだしばらくは続くと見られています。

またステラは実用化への取り組みも始まったばかりです。

現状では恩恵を享受できる場面は少なく、値段もそれほど上がっていません。

いうまでもなく、取引所に上場することは仮想通貨にとってゴールではありません。

あくまでスタートに過ぎず、どう実用化を進めて世に普及させていくかが肝心なのです。

今後ステラが世界に出ていくために必須課題であり、急務です。

そして最終的には今規制している中国にもマーケットを拡げるべきでしょう。

残念ながらステラは日本国内では取り扱いがまだありません。

購入できる海外の主な取引所は次のとおりです。

  • バイナンス(Binance)
  • ポロニエックス(Poloniex)
  • ビットレックス(Bittrex)
  • クラーケン(Kraken)

まとめ

リップルを元に開発された仮想通貨、ステラは送金スピードと手数料無料というメリットを武器に躍進を続けています。

まさに個人間送金向けのリップルともいえるステラは、今後リップルとともに金融界を変える存在になるかもしれません。

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