Bitcoinビットコイン(BTC)の特徴とこれからの動向について

仮想通貨の代名詞的存在ともいえるのがBitcoin/ビットコイン(BTC)です。

2017年に一気に過熱した仮想通貨ブームは2018年に入っても一向に衰えず、仮想通貨といえばビットコインという印象はより根強いものになっています。

ビットコインの特徴とこれからの動向などを、あらためて見ておきましょう。

この記事を読んだらわかること

  • ビットコインの特徴
  • ビットコインが持つメリットとデメリット
  • これからのビットコイン、その動向について

概要

ビットコインは、紙幣や硬貨といった実体を持たない仮想通貨のひとつです。

歴史は2008年に発表された論文に始まり、運用が開始されたのはその翌年、2009年です。

論文を発表したのはサトシ・ナカモトという人物とされていますが、詳細は謎に包まれています。

ビットコインは今や1,000種類以上もあるといわれている仮想通貨の中でもトップの時価総額を誇ります。

時価総額とはその通貨の発行数に市場価格をかけたもので、通貨の評価を表す指標のひとつです。

発行数と市場価格はともに変動しているので、時価総額も常に変わることになります。

時価総額の高い通貨ほど広く流通していて、市場における評価が高いとみることができます。

ビットコインの単位にはBTCが使われています。

1BTCの値段を日本円に換算すると、2018年3月30日現在で約75万7千円です。

ちょうど1年前には11万6千円だったことを考えると、7倍近くに上がっていることになります。

もちろんこれ以上に値上がりしていた時期もあり、一時は200万円を超える値段になったこともあります。

値上がり幅の大きさはビットコインを投資対象として見る人々の関心を強く引き寄せ、多くの資金を市場に流入させる結果となりました。

特徴

ビットコインという仮想通貨が持つ主な特徴は、次の通りです。

  • 特定の国家や銀行に依存しない
  • ブロックチェーン技術を採用している
  • 新規発行は利用者のマイニングによって行われる
  • インフレが起こりにくい

特定の国家や銀行に依存しない形を非中央集権型といいます。

管理者がいない、と言ってもいいでしょう。

基盤にはブロックチェーンという新しいデータベース技術が使われており、特定のサーバーやデータセンターといった施設にも依存することなく運用されています。

そのシステムは非常に可用性が高く、障害や改ざんに強いという特性を持っています。

またビットコインの新規発行は利用者によって行われる仕組みになっていて、一連の作業をマイニングと言います。

マイニングで発行されるビットコインの総数は2,100万枚とあらかじめ決められていて、すべての発行が完了する西暦2141年までに発行量が徐々に少なくなるように調整されています。

通貨や金のような価値を持つものは、流通量が一気に増え過ぎることによって価値が値崩れしてしまい、インフレという状態を引き起こす恐れがあります。

ビットコインはその発行量を調整することにより価値を安定させ、インフレを起こりにくくしているのです。

メリット

ビットコインが持つメリットは次の通りです。

  • 送金スピードが早い
  • 手数料が安い
  • いつでも使える
  • 個人間で送金が行える
  • 少額からでも投資ができる

まず挙げられるのは、送金スピードや手数料といった決済手段としてのメリットです。

銀行が扱っている法定通貨に対して、決済手段はビットコインをはじめとする仮想通貨が持っている大きなメリットといえるでしょう。

特に海外送金などの手続きにおいて優位性は強く発揮されます。

法定通貨ならば数日かかってしまう手続きが、ビットコインなら数十分で完了できます。

また24時間365日、いつでも利用できることもメリットのひとつです。

これは非中央集権型という特徴ならではのメリットといえます。

銀行のような営業日や営業時間といった概念はありません。

特定のハードウェアにも依存しないため、メンテナンスなどでサービスが休止するといった煩わしさもないわけです。

ちなみにこの送金スピードや手数料という部分の水準は、使用状況によっても変わってきます。

特に近年は利用者や利用シーンが少しずつ増えてきて、手数料も高くなる傾向にあります。

そういった状況を改善するための仕組みも検討されていて、実用化への取り組みも進んでいます。

またアルトコインの中にはこれらの面でビットコインを凌ぐものも出てきています。

ビットコインを投資対象としてみた場合には、少額から購入できるという点がメリットになります。

1BTCの価格は現時点で約75万円と説明しましたが、1BTCからでないと投資ができないわけではありません。

ビットコインには、satoshiという補助単位があります。

1satoshiは0.00000001BTCで、これがビットコインの最小取引単位とされています。

ただしビットコインの仕組み上、実際に送金対象となるのは546satoshiを超えた金額からです。

またビットコインを扱う取引所では別に、最低取引価格というものが設定されている場合があります。

取引所やその時のレートによっても変わってきますが、日本円で大体数十円から数百円といったところです。

少額から取引が行えるというのは、投資を始める人に対して垣根を下げる効果があるでしょう。

実際に多くの人がビットコインへの投資を少額から気軽に始めています。

デメリット

では続いてビットコインが持つデメリットをみてみましょう。

  • 価値が保証されていない
  • スケーラビリティ問題
  • 投機的である

ビットコインの価値は、法定通貨のように国家や銀行などによる保証がありません。

これは非中央集権型のシステムならではのデメリットと言えます。

第三者機関が運用にまったく関与しないため、すべての取引は利用者間の信頼に委ねられているわけです。

当然万一の際の補償もなく、完全に自己責任において使用する通貨ということができます。

スケーラビリティ問題というのは、日々増えていく利用者数やデータ量にシステムが耐え切れなくなる問題です。

ビットコインが採用しているブロックチェーンというデータベース技術において、各ブロックのサイズは1MBと決められています。

そのサイズを超えるデータが増えてくることで、送金スピードの低下や承認処理の停滞といった問題が引き起こされます。

スケーラビリティ問題への対応案として、ハードフォークとソフトフォークがあります。

ハードフォークはブロックサイズを拡張するという対応で、ソフトフォークはブロックサイズは変えずに中に入れるデータのサイズを圧縮するという対応です。

ハードフォークを実施するとそれまでのブロックとの互換性がなくなり、別の通貨が生まれます。

これらの案には一長一短があり、長い間主張が対立していました。

現在ではSegwit2xというハードフォーク案が有力になっていますが、Segwit2xにもリプレイプロテクションが入っていないなどの問題が指摘されています。

リプレイプロテクションとは、ブロックチェーンにおいて分岐したブロックの元の情報を再利用して情報を盗み取るリプレイアタックという攻撃への対策です。

そのため、2017年12月に予定されていた導入は無期限延期になっています。

デメリットを今後いかにカバーしていくかというのが今後のビットコインの課題でもあります。

特にスケーラビリティ問題はビットコインが抱える大きな問題であるために、Segwit2Xが解決策となるのか注目されています。

ハードフォークは市場に与える影響も大きいため、引き続き慎重に審議がなされることでしょう。

また投資対象として見たときのビットコインは、しばしば投機的であるといわれます。

実際に何度も暴騰や暴落といった乱高下を繰り返しているため、健全な資産運用には向かないと指摘する人もいます。

仮想通貨のボラティリティの大きさの原因としては、本質的な価値が見えにくいことや、法による制約がないことなどが挙げられます。

市場が未成熟で適正価格を判断する基準がない点も、そうした指摘の一因でしょう。

これらは仮想通貨が通貨としての価値、つまり実用性を高めていけば自然と解消されてくる部分ともいわれています。

過熱したブームが徐々に収まるにつれボラティリティも小さくなり、市場も安定してくるでしょう。

まとめ

既存の法定通貨とはまったく異なる仕組みの上に成り立っている仮想通貨、ビットコイン。

決済手段として、また投資対象としての可能性は大きく広がっています。

現在抱える問題をどのように解決していくかも含め、今後の展開が注目されます。

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