スマートコントラクト機能のある仮想通貨Liskリスク(LSK)について

仮想通貨リスクと聞くと、真っ先に危険性の意味を持つRiskという言葉を思い浮かべるかもしれません。

仮想通貨リスクは、RiskではなくLiskと表記するので、危険な仮想通貨という意味ではありません。

この記事を読んだらわかること

  • Lisk/リスク(LSK)にはどのような特徴があるのかわかる
  • LSKの最大の特徴であるスマートコントラクトシステムとは何かわかる
  • LSKの将来性がわかる

概要

Lisk/リスク(LSK)とは、非常に人気のある仮想通貨であり、イーサリアムと似ている通貨として知られています。

イーサリアムから分岐したと誤解している方が多いようですが、LSKは2016年2月に公開された独自の仮想通貨です。

仮想通貨の中では、時価総額20位あたりを上下しています。

Lisk/リスク(LSK)は2016年にMax Kordek氏とOliver Beddows氏という人物によって始まりました。

本部はヨーローッパのスイスにあり、主な開発はドイツで行われています。

では、どのような特徴があるのでしょうか?

特徴

Lisk/リスクの事を仮想通貨と思っている方も多いようですが、分散型プラットフォームの事で仮想通貨自体ではありません。

リスクというプラットフォーム上で利用できる仮想通貨の事をLSKと呼んでいます。

次のような主な特徴があります。

  • スマートコントラクトシステムを利用している
  • 付加的な情報はブロックチェーンではなくサイドチェーンに書き込まれる
  • セキュリティー性が高い
  • プログラム言語にJavascriptを使用している
  • 仮想通貨発行数に限度がない

1つ目の特徴であるスマートコントラクトシステムとは、契約内容を書き込んでおけば、自動的に契約内容が実行されるシステムです。

一般的な仮想通貨の支払いは、リアルタイムで人の手によって実行しなければならず、ブロックチェーンには取引の結果のみ記載されます。

例えばAさんに2BTCを支払う場合には、リアルタイムで2BTCの支払いを実行しなければなりません。

しかしLisk/リスクでは、特定の条件を指定しておき、条件に適う出来事が生じれば支払いを実行するという契約内容を記載できます。

例えば、明日の巨人対中日の試合で中日が勝ったら、Bさんに10万円を支払うという内容をブロックチェーンに契約として記載するとします。

次の日になり、契約内容のように中日ドラゴンズが巨人に勝利した場合、Bさんには契約通り10万円が自動的に支払われるようになります。

Lisk/リスクの最大の特徴は、契約内容をブロックチェーンに書き込めるスマートコントラクトシステムです。

また上記のような付加的な情報を記載する場所は、ブロックチェーン本体ではなく、ブロックチェーンと結びついているサイドチェーンと呼ばれる場所です。

Lisk/リスクプラットフォームには分散型アプリケーション(DApps)を作成できる特徴があるため、付加的な情報をメインチェーンではなくサイドチェーンに記載できます。

本体のブロックチェーンに結びつくサイドチェーンを作成できると理解すると分かりやすいでしょう。

3つ目の特徴は、セキュリティー性が高いことです。

新たな契約内容を記載したサイドチェーンにトラブルが生じたり、ハッキングされた場合には、サイドチェーンのみを切り離すことで正常な状態に戻すことが可能です。

仮にブロックチェーン自体がハッキングされると、ブロックチェーン自体をハッキング前の状態まで戻さなければならず、作業工程が膨大になってしまいます。

状況によってはブロックチェーンが大きく変更されてしまい、仮想通貨が別物になってしまう可能性もあります。

4つ目の特徴は、プログラム言語にJavascriptを利用している事です。

似ているプラットフォームであるイーサリアムでは、プログラム言語にsolidityを使用しているため、開発が難しいと言われています。

Lisk/リスク(LSK)は、世界中で使用されているプログラム言語Javascriptであるため、SEが開発を行いやすくなります。

最後の特徴は、仮想通貨発行の制限が決まっていない事です。

ビットコインなど主要な仮想通貨は、発行開始の段階で発行限度枚数が決まっています。

例えばBTCでは発行枚数が2,100万BTC以上にはならないと定められています。

Lisk/リスク(LSK)の5つの特徴は、メリットとデメリットと関連してきます。

メリット

Lisk/リスク(LSK)の特徴であるスマートコントラクトシステムによって、契約内容が自動的に実行されるようになるため、取引の自由度が高くなります。

さらに分散型プラットフォームであるため、付加的な情報をメインブロックチェーンに記載せずに、サイドチェーンに記載できるようになりました。

メインチェーンに付加的な情報を記載すると、メインブロックチェーンの承認作業に時間が必要になるため、決済も時間がかかります。

しかしLisk/リスクでは、サイドチェーンに書き込まれた情報は、最初にサイドチェーン上で承認作業が行なわれ、次いでメインブロックチェーン上に処理内容が反映されます。

最初にサイドチェーンのみで承認作業が行われるため、ブロックチェーン全体としての承認作業が減るため、処理スピードが全体的に早くなります。

ですからLisk/リスク(LSK)は、他の仮想通貨の決済スピードよりも早い特徴があります。

分散型プラットフォームという機能があるため、リスクは様々な異なるサービスをプラットフォーム上で作成できます。

サイドチェーン上であれば承認の時間を自由に変更できるようになりますし、さらに個人的に中央管理者がいるタイプのブロックチェーンも作成可能です。

非常に用途が広いという面もLisk/リスクの特徴でしょう。

さらに分散型プラットフォームは、仮想通貨のセキュリティー面でも大きなメリットです。

仮にサイドチェーンがハッキングされてしまったとしても、サイドチェーンのみを切り離し、メインブロックチェーンをそのままに守ることも可能です。

加えてプラットフォームに変更が必要になった場合でも、メインブロックチェーンを変更せずに済むため、不必要な分岐を起こすこともありません。

これは非常に大きな問題であり、メインブロックチェーンに大きな変更を加えてしまうと、ハードウォークになってしまい、別の仮想通貨が予期せず誕生してしまう可能性すらあります。

しかしサイドチェーンに変更を加えられるリスクでは、こうした危険性はありません。

ではLisk/リスク(LSK)にはデメリットはないのでしょうか。

デメリット

Lisk/リスク(LSK)のデメリットは、分散型プラットフォームと関係があります。

メインブロックチェーンでは承認者を任意で選ぶことができませんが、サイドチェーンでは開発者が承認者を誰にするのか決める事も可能です。

承認者の設定ができるようになってしまうと、一部の人がコントロールできるようになり、LSKという仮想通貨自体の信頼が揺らぐ可能性もあります。

分散型プラットフォームの自由度はメリットですが、悪用されてしまう可能性もあるためデメリットにも成りえるでしょう。

5つ目の特徴である仮想通貨発行数に制限がない事は、デメリットとも言えます。

制限なく新規通貨発行を行うと、LSKの価値が極端に下がるインフレが起きる可能性があります。

開発した側もインフレが起きないように、年々新規で発行する量を減らすなど対策していますので、実際にインフレが起きる可能性は少ないでしょう。

しかし可能性がゼロではない以上、仮想通貨発行量の制限がない事はデメリットと言えます。

まとめ

Lisk/リスク(LSK)は、サイドチェーン技術が使われているため、契約内容の実行を自動で行うことが可能です。

また使用しているプログラム言語がJavascriptであるため、開発が容易である特徴もあります。

分散型プラットフォームであることは、サイドチェーンの作成を可能にしているため、セキュリティーの向上や自由度を高めています。

こうした特徴があるLisk/リスク(LSK)だからこそ、Microsoftが14,000BTC分をリスクに投資すると発表しています。

大企業によるこうした発表などによって、リスクへの期待値がさらに高まっています。

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